穂苅慶人

デイムラー

照明監督

デイムラーは、
もともとイギリス王室で
使われていた車で、
日本でいうセンチュリーの
ような車です。

僕はずっと、80年代くらいのデイムラー・ダブルシックスがほしくて、旧車専門のディーラーに頼んで探してもらっていました。きれいな状態のものや、理想の色がなかなか見つからなかったのですが、2年前、ディーラーの方が「これ、気に入ると思いますよ」と見せてくれたのがこの車。見たことない形状、外装の深い赤、右ハンドルなど、すごくいいなと思って購入しました。

「全然ライティング決まらない、明日どうしよう」と思っているときに、その現場を夢で見たりする。翌日、夢でやったとおりにライティングすると、うまくいくんですね。人に話すと「おかしいんじゃないの?」って言われちゃうんですけど。

独立し、しばらくして、
King Gnuの
クリエイティブチームと
出会ったんです。

あるとき、朝、現場に鴨さんが現れなかったことがありました。前の日に家で倒れて、そのまま亡くなってしまったんです。このことは自分の中で大きな出来事で、彼が亡くなった翌年に、僕は撮影監督を始めました。