冨永昌敬

三菱・ミラージュ

映画監督

一つ年上の従兄弟からいきなり、ダイキボに連れて行け
と申し込まれた。

僕の妹が不慮の事故で死んだとき、知らせを受けて飛んで帰った僕を松山空港まで迎えにきてくれた。途中でなぜか友人宅に寄り道をした。従兄弟は世間話をしただけだったが、そのあいだに僕は涙を拭いた。彼なりの兄貴分としての優しさだったのかもしれない。