セリカ1600GT
映画監督
1970年初頭、中学3年だった僕は毎晩受験勉強と称する夜更かしでラジオから流れる深夜放送に夢中で耳を澄ませて、憧れのパーソナリティが熱く語る世界中の音楽との出会いに胸をときめかせていた。
あこがれのお姉さんとの初デートざんす!
心地好い潮風に乗り何発目かのダジャレが受け大笑いしてくれた彼女が、ふと風で乱れた髪を直した時、ノースリーブ・ニットから覗く二の腕の内側の眩しい白さが僕を貫いた。